年末年始の休暇、あなたならどこへ行きますか? 私は、2025年〜2026年にかけての年末年始で北緯68度、フィンランド北部の地にある「イナリ」という小さな村を選びました。
フィンランド北部ラップランドにある イナリ。
ここは「オーロラを見たい」「北極圏らしい体験がしたい」という夢を、一度の旅で両方叶えてくれる場所でした。
今回のイナリ滞在では、
✔ 夜空を覆う本物のオーロラ
✔ 憧れだった犬ぞり(ハスキーサファリ)
この2つを実際に体験することができ、
“一生に一度”と思っていた体験が、現実の思い出になりました。
今回は、会社員の限られた休みでオーロラの聖地へ挑んだ、感動と攻略の記録をお届けします。
北緯68度、オーロラベルト直下の村「イナリ」へ
「オーロラを見に行くなら、ロバニエミもいいけれど、より静かで観測に適しているのはさらに北のイナリだ」
そんな情報を頼りに、私はヘルシンキから国内線に乗り継ぎ、北極圏のさらに奥、イヴァロ空港を目指しました。そこからバスで揺られること約1時間。辿り着いたイナリ村は、太陽が一日中地平線の上に現れない「極夜(カーモス)」の真っ只中にありました。

昼間でも薄暗いブルーの世界が広がるこの村は、静寂そのもの。まさに日常を忘れさせてくれる「オフタイム」にふさわしい場所です。
氷点下30度を「装備」と「立地」で攻略
イナリの冬は、数字だけを見れば氷点下30度という未知の世界です。 鼻で息をすれば鼻腔がくっつくような鋭い寒さを感じますが、事前の準備のおかげで、意外にも快適にその時を待つことができました。装備、持ち物については後日に詳細記事を書きたいと思います。
まず助けられたのは、宿泊した「Arctic Nature Lodge」の絶好のロケーションです。 この宿はイナリ湖のすぐそばに位置しているため、オーロラが出そうな気配を感じたら、防寒着に身を包んですぐに湖の上へ歩いていけます。長時間の過酷な屋外待機を強行するのではなく、暖かい部屋と極寒の湖畔をスマートに行き来できるのは、この立地ならではの贅沢でした。

私は宿泊したロッジの近くに24時間、空のライブ映像を配信しているホテル(Holiday village Inari)があるのを知っていたため、youtubeでそのライブ映像をこまめにチェックして、ライブ映像でオーロラが見えたらイナリ湖まで歩いて行っていました。
Holiday village Inari ライブ映像
https://www.youtube.com/live/P5Txi7u6tBs?si=zZREZFf9TQ9xvMJD
その瞬間:オーロラが日常にある場所|イナリの夜空
待機を始めてから数時間後、夜空の一角がぼんやりと白っぽく光り始めました。 「雲かな?」と思った次の瞬間、それは一気に鮮やかな緑色へと変化し、空全体を支配するように広がり始めました。
オーロラです。
オーロラは、
- ゆっくりと形を変え
- 空全体に広がり
- 静寂の中で揺れていました
写真や動画で見るのとはまったく違い、
「空が生きている」ような感覚を覚えたのが印象的です。
私は無我夢中で、一眼カメラの「α7 iii」とこの旅行のために購入した360度カメラの「insta360 X5」で写真を撮りました。


オーロラの撮影方法、設定などについては後日別記事にて共有したいと思います。
ぜひオーロラを鑑賞する際には、一眼カメラ、360度カメラを持っていって写真に収めてください!
想像以上の迫力|本場ラップランドの犬ぞり体験
イナリ滞在の日中は、ずっと楽しみにしていた**犬ぞり(ハスキーサファリ)**へ。
元気いっぱいの犬たちが一斉に走り出す瞬間は圧巻で、
スピード感と静寂が同時に味わえる、不思議で贅沢な体験でした。
森の中を滑るように進むそりの上では、
エンジン音もなく、聞こえるのは
- 犬たちの息遣い
- 雪を踏みしめる音
- 風の音
だけ。
私たちが参加した時間は10時ごろ開始でちょうど空が明るくなりはじめるマジックアワーの時間で幻想的な風景も楽しむことができました。
犬ぞり途中にワンちゃんが雪を食べ始めるのもとても可愛かったです。
まさに「北極圏に来たんだ」と実感できる時間でした。
会社員の私が「イナリ」を選んで正解だった理由
実際に現地へ行ってみて、なぜイナリを選んだことが正解だったのか、3つの理由が分かりました。
- 非日常の極み: 11時過ぎにぼんやりと明るくなり、14時には夜が始まる。この極夜の体験は、仕事に追われる毎日を180度変えてくれる、究極のリフレッシュになりました。
- 圧倒的な遭遇率: オーロラベルトの真下に位置するため、雲さえ切れればオーロラに出会える確率が非常に高いエリアです。
- 徒歩圏内が最高の観測スポット: 街自体がコンパクトなため、ホテルから徒歩数分で「イナリ湖」という最高の暗闇にアクセスできます。ツアーに頼らず自力で観測できるのは大きなメリットです。
まとめ|“一生に一度”が現実になった旅
オーロラを見ることも、犬ぞりに乗ることも、
どちらも「いつかやってみたい」と思っていた体験でした。
それが同じ場所、同じ旅の中で叶ったイナリ滞在は、
間違いなく人生の中でも特別な思い出です。
これからイナリを目指す方には、
「寒さ対策だけは万全にして、あとは自然に身を任せる」
そんな旅をおすすめしたいです。


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