ヘルシンキの街を歩くと、トラム(路面電車)が縦横無尽に走り、非常に快適に観光できます。その移動を支えるのが、公式アプリの**「HSL」**。
これさえあれば、小銭を用意したり、言葉の通じない券売機の前で悩んだりする必要はありません。実際に現地で使ってみて分かった「賢い使い方」と「日本とは全く違うルール」をまとめました。

HSLアプリとは?これ一つで移動が完結
HSLアプリは、ヘルシンキ圏内の「鉄道・トラム・バス・フェリー(スオメンリンナ島行き等)」すべてに対応しています。
チケットの種類:
- シングルチケット(Single ticket): 購入した時間から90分間有効。時間内なら何度でも乗り換え可能。乗る直前に買うと良い。
- デイチケット(Day ticket): 24時間〜最大7日間、指定のゾーン内が乗り放題。24時間以内に3回以上乗るならこちらがお得。
ゾーン(ABC)の仕組み:
- ABゾーン: ヘルシンキ市内観光のメインエリア。ほとんどの観光スポットはここ。
- ABCゾーン: ヴァンター国際空港と市内を移動する場合に必要。
ゾーン毎の行き来によって、チケット価格が異なってきます。下の画像はシングルチケット(Single ticket)で購入した場合のチケットの価格になります。

【衝撃】駅に改札がない!?「信用乗車」のルール
ヘルシンキの交通システムで最も驚くのが、地下鉄や鉄道の駅に「改札機」が一切ないことです。
- 乗り方: アプリでチケットを購入した状態で、そのまま車両に乗り込みます。トラムやバスも、基本的には運転手にチケットを見せる必要すらありません。
- 抜き打ち検査に注意: 改札がない代わりに、検札員による抜き打ちチェックが頻繁に行われます。もし有効なチケットを持っていない場合、80ユーロ(約13,000円)以上の罰金が課せられます。
- 購入のタイミング: **「乗車前」**に購入を完了させておくのが絶対条件です。乗ってから買うのは不正乗車とみなされるので注意してください。
HSLアプリの設定と決済のコツ(Wise/Revolutの活用)
アプリを最大限に活用するために、事前の設定が重要です。
- インストールと登録:日本での準備が理想的
日本にいる間にアプリをダウンロードし、電話番号認証を済ませておきましょう。
💡 私の体験談: 私は現地に到着してからダウンロードしたため、SMSによる電話番号認証がうまく機能しませんでした。しかし、「ゲスト(Guest)」として利用を続けることで問題なくチケット購入が可能でした。 認証ができなくても諦めなくて大丈夫です。 - カード登録:WiseやRevolutが「最強」な理由
- 決済用カードには、**Wise(ワイズ)やRevolut(レボリュート)**を登録するのがベストな選択です。
- Wise(ワイズ): 「実際の為替レート」で決済できるのが最大の特徴です。あらかじめアプリ内で日本円をユーロに両替(チャージ)しておけば、決済時の隠れた上乗せ手数料をゼロに抑えられます。
- Revolut(レボリュート): Wiseと同様、リアルタイムのレートで両替・支払いが可能です。平日の両替手数料が無料(上限あり)なので、短期旅行での細かい決済に非常に向いています。
- なぜ日本のクレカよりお得?: 日本の一般的なクレジットカードでユーロ決済をすると、通常**2〜3%程度の「海外事務手数料」**が上乗せされます。HSLのチケットを何度も買うと、この差がじわじわと家計に響きます。
- 使い勝手:現地でのストレスをゼロに
一度カードを登録してしまえば、現地では必要なゾーンを選んで数タップするだけで、即座にデジタルチケットが発行されます。
アプリでのチケット購入手順
アプリをダウンロードしたら、アカウントを作成するかゲストとして進めるか選択します。
アカウントを作成する場合は「Create an HSL account」を
ゲストとして購入する場合は「Continue as a guest」を選択します。

次に「シングルチケット(Single ticket)」か「デイチケット(Day ticket)」かを選択します。他のチケットはアカウントを作成しないと購入できないので注意が必要です。

チケットの種類を選択したら、次は自分が移動したいゾーンのチケットを選択し、支払い方法を登録したら、「Go to payment」で決済をします。Valid startsを「Now」に選択していると、決済した瞬間からチケットが有効になります。
まとめ:スマートな移動で「オフタイム」を最大化しよう
HSLアプリを使いこなせば、効率よく観光スポットを巡ることができます。
改札がないからこそ、チケットの買い忘れにはくれぐれも注意して、美しいヘルシンキの街歩きを楽しんでください!

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