飛行機が遅延したら「10万円」戻ってくる?知らないと損するEU261補償金の申請マニュアル

ヘルシンキ空港の電光掲示板

2025年から2026年にかけての年末年始、最高の思い出を作るために訪れたフィンランド。 しかし帰路につく直前、ヘルシンキ空港で目にしたのは「6時間の遅延」という絶望的な表示でした。

異国の地で頭が真っ白になりましたが、必死に調べて辿り着いたのが**「EU261(航空機遅延補償)」**という制度。なんと申請が通れば、**一人あたり600ユーロ(約10万円)**が返ってくる可能性があるというのです。

今回は、空港での対応から、帰国後に実際に行った申請の手順まで、実体験に基づいたすべての流れをまとめました。「飛行機が遅れて最悪だ…」と諦める前に、ぜひこの記事をチェックしてください。

はじめに:帰国直前の絶望。ヘルシンキ空港で「7時間遅延」の表示

2025年から2026年にかけての年末年始、最高の思い出を胸にフィンランド・ヘルシンキ空港へ。しかし、搭乗ゲートの電光掲示板に表示されたのは、目を疑う**「6時間遅延(Delayed)」**の文字でした。

楽しかった旅の締めくくりに訪れた突然のトラブル。異国の地で頭が真っ白になりましたが、「ただ待つだけではもったいない」とスマホで必死に調べて辿り着いたのが**「EU261」という強力な法律**でした。

EU261(航空機遅延補償)とは?自分が対象かチェック

EU規則261/2004(通称EU261)は、欧州発の便で大幅な遅延が発生した際、乗客の権利を守るために制定された強力な法律です。

  • 対象となる条件: EU圏内の空港を出発するすべての便、またはEU圏外からEU圏内へ向かうEU加盟国の航空会社の便が対象です。
  • 距離と補償額のルール: 飛行距離が3,500kmを超えるフライト(日本・韓国便など)で4時間以上の遅延が発生した場合、一人あたり**一律600ユーロ(約10万円)**が支払われます。
  • 「不可抗力」の落とし穴: 悪天候やストライキは対象外になることがありますが、「機材の整備不良」や「乗務員の繰り越し不足」は航空会社の責任となり、補償対象となります。

【重要】空港で「その時」に取るべき3つの行動

後からの申請をスムーズにするため、空港内で以下の行動をとりました。

  1. 電光掲示板の撮影: 自分の便名と「Delayed」の文字、そして撮影した「時刻」がわかるように写真を撮ります。
  2. 搭乗券(ボーディングパス)の保管: 捨てずに必ず持ち帰ってください。紙がない場合は、アプリのQRコード画面をスクリーンショットしておきます。
  3. 乗り継ぎ便の確保: 今回、私は仁川から名古屋への乗り継ぎに大韓航空を別切りで予約していました。 フィンエアーの6時間遅延により、大韓航空の便に間に合わないことが確定。すぐに確認しましたが、なんと大韓航空は3日先まで満席という絶望的な状況……。
    ここで諦めず、即座に大韓航空をキャンセルし、翌日の別会社(アシアナ航空等)のフライトを確保しました。
    💡 教訓: 乗り継ぎ便を別予約している場合、遅延がわかった瞬間に「代替便の空席確認」をすることが、翌日の仕事(オフタイムの終了)に穴を空けないための鉄則です。

【実体験】フィンエアーのミールバウチャー(食事券)は搭乗券のバーコードを提示すれば良い

待機時間が長くなると、フィンエアー側から食事のサポート(ケア・ポリシー)が提供されます。ここで驚いたのが、紙のクーポンが配られるのではなく、手持ちの「搭乗券のバーコード」にそのままバウチャー機能が組み込まれるという仕組みでした。

  • 利用できる金額: 今回のケースでは、一人あたり**17ユーロ(約2,800円)**分が使えました。
  • 使い方: 空港内の売店やレストランで、会計時に搭乗券のバーコードを提示してスキャンしてもらうだけ。
  • 注意点: 17ユーロを超えた分は自己負担になりますが、空港内のサンドイッチや飲み物を買うには十分な金額です。

「食事券の配布がないな…」と思っても、実はすでにバーコードの中に権利が入っていることがあります。地上係員の方に「Is there any meal voucher on my boarding pass?」と確認してみるのがスマートです。もちろん、これを利用しても後日の補償金(600ユーロ)の請求権が消えることはないので、遠慮なく活用して体力を温存しましょう。

【最新版】フィンエアー公式サイトからの申請手順

帰国後、落ち着いてから以下の手順で申請を行いました。

手順①:公式サイトの「フィードバック」ページへ フィンエアー公式サイトのメニューから「お問い合わせフォームとリクエストフォーム」を選択します。

手順②:フィードバックおよびクレームから「フィードバックおよび補償の請求」を選択します。

手順③:フライトの遅延から「フライトの遅延または欠航」を選択します。

手順④:「運行予定の混乱や手荷物の問題に対する補償申請」を選択します

手順⑤:詳細情報の入力

  • 予約番号(Booking reference): 英数字6桁のコード。
  • 元の便名: AY41などの便名。
  • 出発地:出発地の空港名
  • 到着地:到着地の空港名

そのあと、個人情報を入力し、申請が完了します。

まとめ:トラブルも「次の旅の糧となる」

現在、私の申請はフィンエアーにて審査中です。結果が出るまで数週間〜数ヶ月かかることもありますが、正当な権利を主張したことで、モヤモヤしていた気持ちが「10万円の臨時ボーナス待ち」というワクワクに変わりました。

もし皆さんも欧州便で遅延に巻き込まれたら、諦める前に必ずこの記事を読み返して申請にチャレンジしてみてください。

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